普段は簡単に係留してある漁船ですが、台風などの悪天候時は係留している対岸の桟橋からもロープでくくります。
沼島では漁船のヘイ(前)とトモ(後)の両方ともロープで固定することを「綱取る」と言います。
綱取る時は隣り合う漁船同士固く繋ぎ、漁船の前後両側からロープが伸びます。結果港の海面はロープが縦横に走ります。
海面にロープがあることと、漁船同士がくっついていることから、1隻だけで抜け出すことはできません。
綱取る時、また外す時は皆で行います。
綱取ったら、いくら天候が回復しても綱外すまで、もちろん「おのころクルーズ」も出船できません。